原作の『鉄コン筋クリート』を読みました。
アニメより精神世界じみてないように思えるのは松本大洋の漫画表現がそもそも精神世界みたいなものだからでしょうか。普通の場面でも月に顔が描いてあったりするような。そんなわけで、終盤はアニメよりも自然な展開に思えましたし(背景が突然別の場所に移っても全然普通に比喩表現として捉えられます。街のリアリティを追求しているかのようなアニメでこれはそぐわない)、アニメに比べればちょっとはわかりやすいです。ただ、アニメにも良いところはあって、完成された「子供の城」がきちんと出てくるのです。作品内の時間的に完成しちゃうのはおかしいかもだけど、派手な画面が見られて良かったです。

原作も1巻で「子供の城」がちゃんと出てきてますね…