幻影博覧会 1巻 - 1話完結形の、探偵+よく出来た助手漫画。助手のキャラクターが立ちさえすればこの漫画は成功でしょう。第六話でようやく立ってきました。これから面白くなりそうです。第五話で、陶子は屋敷内の不審な音が気になって警察に相談をしたのにも関わらず、物置部屋に引越し以来入ったことがなかったなんて、どこか抜けているとしか思えません。物置部屋で見つけた鍵の意味もあるのかないのかよくわからなかったし、トリックとしてはなんとも微妙な話だけれど、この話は冬目景らしい美術の話で好きです。美術にまつわる話であれば、キャラクターはリアリティのある主張をします。