秘密結社の手帖
- 作者: 渋沢龍彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/09
- メディア: 文庫
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SOS団によって、現代でも秘密結社が人口に膾炙しているようですが、この本ではKKK団などの歴史上の様々な秘密結社について書かれています。自分達もSOS団を作ろう!などと考えている人間は参考になるのではないでしょうか。
人の名前がたくさん出てきて覚えられません。勿論秘密結社もたくさん出てきて当然覚えられません。興味深い話はあっても数ページで終わってしまいます。詳しい話が読みたければ他の本を読めば良いのでそれはべつに良いです。不満は、せっかく色々な時代、色々な地域の秘密結社を取り上げており、それにも関わらずその内容にかなり共通点がみられるのだから、本全体をまとめる軸、秘密結社のまとめ的な文章がもっと欲しかったです。「あとがき(初版)」の「正統と異端」の話が面白かっただけに。