『思想地図』創刊記念シンポジウム「国家・暴力・ナショナリズム」

東工大の講堂で行われたシンポジウム。東浩紀ポストモダンと情報社会」を履修している人間は聴きに行かなければならないようなので聴きに行く…わけがなくてそもそも自分は履修していない。しかしそれでも聴きに行きます。人大杉でびっくりしました。任天堂の岩田社長の講演のときもこれくらい居たかな。これはつまり、時価総額3位の会社の経営と、ロック・ホッブズ・ルソーは同じくらい注目されているということです!

このシンポジウムの内容は書籍化されるようなので、いつもの授業のようにメモをとってはいません。まず書籍では再現されないであろう部分だけ。

# 突然立ち上がって出て行こうとするも扉が開かず先へ進めない萱野稔人に対して

東「萱野さんどうしたんだ」
北田「なんか声が聞こえるけど大丈夫だろうか」

東「おそらく私の娘だと思われますので
  どうもすみません」

うーん、実にどうでもいいな。

そういえば去年の2月にやはり東工大で行われた東浩紀の講演では、講演荒らしのような質問者に対して橋爪先生が実にうまい対処をしていたけれど、今回は発言による質問時間は設けられなかったものの、それでも「構成主義がなんだかわからない」と声を荒げて場を質問空間に歪曲させていた方がおり、やはりここで橋爪先生がすかさず対処していてすごかったです。

東先生としては、わからないなら思想地図も買わなくていい、みたいなスタンスなんだろうけど、自分もわからないことは多いのでそう言われるとやや困るところではあります。しかし今回メモを取れなかった一因はわからない言葉をwikipediaで調べながら聴いていたことです。まず場を荒らす前にどこでもwikipediaを参照できる環境を整える努力が必要なのではないでしょうか。

しかし「公定ナショナリズム」は調べてもわからなかったなあ。まず漢字がわからなかったので。あー教養ない。