タッチペンで如何にキャラクターとの一体感を高めるか

「ももここ(略称)」を作ってわかったのは、タッチペンで移動方向を示して移動するのはキャラクターとの一体感が感じられなくて良くないということです。そして周りが如何にタッチペン好きであるかもわかりました。「レイトンみたいなのが良い」、ってそれはスクロールもしないし単に退化してるだけじゃないのか…。まあももここに関してはものづくりシーンがタッチペンを使ったものなので、キャラクターの移動にもタッチペンを使わせた方がいいのは明らかなんだけれど。キャラクターとの一体感も大して重要じゃないし。

タッチペンで移動方向を示すのと同様に、Wiiリモコンをポインタとして移動方向を示すのも、キャラクターとの一体感が大切なゲームでは良い方法ではありません。Wiiのナイツを喜んでリモコンで遊ぶ人っているのでしょうか。ナイツは空を飛ぶ感覚が超重要なのでそんなのありえない! 当然アナログスティックで遊んだ方が面白いです。リモコンだと、空を飛ぶというよりナイツに遠くから指示を出しているみたいな感じですね。まあ音符面だけはリモコン使ったけれど…。下手な自分はアナログスティックではクリアできないので! あとWindowsイースもコントローラで操作するかマウスで操作するかで一体感に大きな差が出ます。マウスよりキーボードの方がマシかもしれません。

そんなわけでタッチペンを使ったDSのゼルダの操作感は大変に気になっていたのですが、これはびっくり! すごく良いですね。もちろん移動そのものはタッチペンでのポイントなのだけれど、タッチペンで描いた軌跡に沿って剣を振ってくれるのです。この剣を振る動作があるだけで、リンクへの感情移入はかなり高まるのではないでしょうか。これはタッチペンにはボタンがないことが大きいと思います。Wiiリモコンやマウスにはボタンが付いているので、剣を振るといったアクションをついついボタンに任せてしまいがちです。もっとも、Wiiリモコンの場合は剣を振るという動作だけをリモコンに任せるケースが多いけれど、しかし少なくともナイツのダッシュはボタンで行うし、イースの攻撃もボタンです。ところがタッチペンそのものにはタブレットのペンのようなボタンは付いていませんし、同時にDSに付いている十字キーやボタンを使わせるのも困難なので、ペンの軌跡だけで何とかするしかありません。そして案外、ペンの軌跡だけの方が一体感が得られたりするんですね。そもそもインターフェースとしてはタッチペンの方が高度というかたくさんの情報を与えられるわけだし。

DSゼルダ以前に似たような操作感のものがあったかどうか、あんまりDSのゲームをやっていない自分は知りません。