江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者

日活ロマンポルノニートが犯罪をする映画です。ニートが歴史的に危険な存在であることがよくわかります。でも貴婦人も犯罪をするので危険な存在です。

貴婦人とピエロのエロシーンで、ピエロが貴婦人に対して、「奥さん、奥さん」と呼ぶのは大変普通なのだけれど、貴婦人がピエロに対して「ピエロ、ピエロ」と呼ぶのはよくわかりません。「ピエロ」という言葉にフェティッシュな何かがあるのでしょうか。まああるのだと思います。ともかく、蛙食ったりプロレスしたり天井から目薬したり人間椅子になったりと、密度の高い展開が繰り広げられ、楽しめました。

ラストだけ妙に芸術映画っぽくなるところから真面目な印象を受けます。