伊賀野カバ丸/監督:鈴木則文/1983

原作は知らないし、つまらない映画なのだけれど、映画村でのアクションシーンは良かったです。モチーフになっている映画をわざわざ説明するなど、あまりに子供向けなこの映画の中で唯一大人の鑑賞に堪え得るメタな構造を擁しています。ただしキャラクターの能力は完全無視だし話にうまく組み込まれているとは思えません。その後のクライマックスであるアクション五種競技はなんでこんな事やっているのかさっぱりわからずだる過ぎます。

明らかにうざいキャラクターであるカバ丸に対する学園理事長の寛容さに心を打たれました。