ポケットの中の君

ポケットの中の君 (マーガレットコミックス (2172))

ポケットの中の君 (マーガレットコミックス (2172))

「have a flavor of sun」と「sunday juice」が面白い。後はよくわからない。やはり冬野さほは幼稚園児や小学校低学年を描いた方が遥かに面白いなあ。というかこれ以降に描かれる「漫画」はほとんどそうなってしまうわけだけど。

子どもの落書きを挿入する手法は、以降の冬野さほ作品の変遷を予見しているようです。「pop comes up」では子どもがお絵かきをしているシーンがあるだけだけど、次第にお絵かきは他のコマと等価に扱われるようになり(「sunday juice」と『ツインクル』の中のいくつか)、最近(?)ではもはや子どものお絵かきが作品世界そのものです。