神様の名前

神様の名前

神様の名前

短編集。これもヴァリエーション豊かですね。拒絶→承認話がほとんど見当たりません。さすがに飽きたのでしょうか。カラー作品もあります。

表題作は舞台がアメリカではなくなんと現代日本。違った多田由美が読めるのかと思ったけれど雰囲気はいつもと変わらず。男子高校生が駄弁ってうろついているだけの話なので、もうちょっと日本的になるものかと思ったけれど、服が学ランなだけです。多田由美の漫画で他にも日本を舞台にしたものがあるのか気になります。

テディ・ベア」が一番まとまっていて好きなのだけれど、よく考えたら特に話のない少女漫画みたいなものかなあ。昔に比べれば大きな眼を描くようになったので、少女漫画っぽさが5倍くらい増大しています。