まぐれ

hattoriさんに大陸哲学をバカにしている本だと言われて読んでみたのですが、確かにヘーゲルデリダを完全に切り捨てています。というのはどうでも良く、普通に面白い本でした。

投資の本かと思いきや軽いエッセイなので、体系化された知識が得られるわけではないのだけれど、そもそも知識の本ではなく、非常に汎用的な、様々な出来事に対してどう振舞っていくかの指針が得られる本となっています。人間は偶然に騙される。理性的に振舞いたくても鬱になったり幸せになったりする。偶然によって動かされる感情から逃れられないという事実を拒否せず、感情を上手く扱うか感情ハックでもして生きていかなければならない。と自分は読みました。他の読み方もあるかもしれません。