敷居の住人 全7巻
- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2000/09
- メディア: コミック
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ようやく読む。2002年の11月から2007年9月にかけてブックオフで買い揃え、更にそれから1年以上経ってしまいました。面白かったけど、これはやっぱり2002年当時に読んだ方が良かったかなあ。もっとその時の自分の人生に対して考えることがあったはず…!
1巻ではわりと普通だった千暁の行動が、中盤からはだんだん電波っぽくなってきていい感じ。主体が失われてカオス。最後までカオス。何を考えているのか自分でもわからないさまが非常によく描けている漫画ではないでしょうか。そういうところに感情移入できるのは今だからかもしれません。とはいえ千暁はときどきあまりにドキュンすぎるので醒める。
1話でいきなりゲームセンターの出来事が出てくるのは、同じコミックビーム連載の『DROP BY DROP』もそうでした。これはアスキーの方針だったんでしょうか、とかてきとうな事を考える。
1巻の頃の、布の端とかに斜線が描かれるのは木崎ひろすけっぽいなあ、と昔思ったけど改めて思いました。まあ似たような表現はいくらでもありそうだけど。