愛のかたち

愛のかたち

十数の短編漫画とそのテーマに沿ったエッセイ集。漫画はフィクション、エッセイは実話。

漫画と文章の密度の差が歴然としてしまいます。やはり文章はとてもコストパフォーマンスの良い媒体ですね。歴然としてしまうのは、漫画の方がモノローグが主役の詩みたいなエッセイみたいな漫画だからです。自分は頭のおかしい詩みたいな漫画は好きだけど、頭のおかしくない詩みたいな漫画は微妙かなあ。エッセイは自己肯定と世を憂うことばかり目立ってしまいがちではあるけれど、漫画よりも波乱万丈なストーリーが語られます。漫画よりもフィクションらしいかも。