イントゥ・ザ・ワイルド/監督:ショーン・ベン/2007米
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2009/02/27
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実話であることを知ると面白くなる話。予備知識なしで観た場合、それは最後にわかるので、イタい主人公の行動ばかり気になってしまいました。イタい人間が出てくる実話とフィクションでは重みがまったく違います。
何故イタいかというと、究極の自由を得るために自然に飛び込むのですが、銃などの自分が作ったわけでもない道具に行動が規定されているからです。食料を栽培していたわけでもないので、手持ちが尽きて終了。
完全に自分の一人の力で生きるのは不可能です。だからある程度文明の利器に頼らなければいけません。しかしどこまでプリミティヴに生きれば自由になるのかすら自明でないので、例えば靴よりも無線ネットワーク環境(アラスカでは使えないだろうけど)と発電機の方がある意味でプリミティヴなものかもしれません。文明から離れたいという欲求はわからないわけではないので、自分も自然の中で暮らしたいと思ったりはするけど、やっぱネットは必要だよなあと観ていてずっと思っていました。