パートカラーの画面が美しいアニメーションです。監督のプリート・パルンは、今回のラピュタ阿佐ヶ谷のエストニアアニメ特集では最も多くの作品が上映されていました。それも納得、サブカルアニオタが好きそうな、高尚でわけのわからない作品です。
魚を捌きながら愛を確認する冒頭からいきなりわけがわかりません。一方で個々のモチーフで長々と語れそうなくらいな強度を持っているし、感動的であり、ときどきブラック。ある種のサブカルアニメの見本のような作品。
突然早送りになるようなアニメーションは日本ではなかなか観られないものかも。fpsが切り替わるようなメリハリがあります。