広告と生きる―私の履歴書

広告と生きる―私の履歴書

広告と生きる―私の履歴書

人生と仕事と会社について書いてある本です。ものすごく大きなプロジェクトをこのような苦難を乗り越えて達成した、という内容はそんなになく、淡々と仕事をこなしていく会社員人生が描かれています。しかしおそらく淡々としているのは文章だけ。関わった社員が若くして何人か死んでいるので、裏には頭のおかしな激務があったのでしょう。ドラマはないけれど、激務はある。そしてその中を生き延びた著者の体力は相当なものなのでしょう。