屋根裏のポムネンカ/監督:イジー・バルタ/2009

人形アニメだけどカメラがすごく動く。なんと自由なレイアウト! カメラが小型化されるなどの技術の進歩によるものでしょうか。現代人形アニメのテクノロジーを味わうだけでも観る価値はあると思います。でも、さすがに勝手に動き回るリアルネコと一緒にコマ撮りアニメは撮影できないか。

話は、ところどころセンスが変なのでそこらへん期待したけど、大筋ははっきり勧善懲悪。特に自分が良いな!と思ったのは、今日の誕生日は誰なのかサイコロで決めるというシーンなのだけど、実はこれ、チェコにおけるふつうの子供の遊びらしい…。ヒロインのシミュラークルが大量に出てきたり、ブラックホールに吸い込まれたりと、深い意味がありそうな部分もあります。しかしどうにも話の本筋から離れすぎていて何だかよくわかりません。

サクラさんによると、イジー・バルタの短編はもっとはっきり変なようなので観てみたい。