気狂いピエロ/監督:ジャン=リュック・ゴダール/1965仏伊

ゴダール好きを標榜していながら実は観ていなかったという恥ずかしい話。しかしこれ、そんなに面白いかなあ。

観るタイミングで好き嫌いが決定しているのかもしれないけど、『気狂いピエロ』がなんでゴダールの中で1番か2番目くらいに有名な作品なのかわかりません。とりあえずゴダールを観ようと思ってこれを観て、つまらない、ゴダールはだめだ、と思われてしまうのは少し残念。変わりに『ウイークエンド』をお勧めします。

もっとも、『気狂いピエロ』も前半は『ウイークエンド』のテンションに近いです。単にロードムービーだからかもしれないけど。そして『ウイークエンド』の方がむちゃくちゃかもしれないけど面白い。

冒頭のパーティでの会話がCMであるかのような台詞ばかりで印象的。あと色彩のテンション。そこだけ観ると確かにゴダールの最高傑作かもしれません。