イングロリアス・バスターズ/監督:クエンティン・タランティーノ/2009米独

世界でヒットしようが、日本ではナチスに対して特に強い思いはないからダメなんだろうなあ。主人公が活躍しないし。

話の構成は不思議で、誰か死んだり失敗しても、ラストのミッションの成功は約束されているため緊張感がありません。普通は周到な状況→まさかの失敗 を予想するのけど、連合国側に寝返るやつはいるし失敗を予感させるものはないし極めて盤石の態勢。どうまとめるのか…と思ってたらその勢いのまま順当に終わってしまいました。弱いものいじめみたい。

ただ、映画館を舞台にした映画のための映画であったことは気に入りました。煙にユダヤ人の顔が映写されるカットは素晴らしい。