無頼化する女たち
- 作者: 水無田気流
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2009/12/05
- メディア: 新書
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『黒山もこもこ、抜けたら荒野』を読んだときの違和感は相変わらずありました。著者が自虐的すぎるところ。お先真っ暗だとか、そこまで書かなくても…と思ってしまいます。こういうレトリックは、あまり読書慣れしていない読者に誤解されてしまうのはないでしょうか。そのような誤読の例として、本書でも『負け犬の遠吠え』や『おひとりさまの老後』が例に挙げられています。ならば本書は…と思ったけど、ベストセラーではないからいいのか(!)。
ともかく、前作同様文章が面白いのでたのしく読めます。東電OL事件はこの本で初めて詳細を知りました。こんなにワイドショー映えする事件だったとは。自分は無知すぎだな。