世にも怪奇な物語/監督:ロジェ・ヴァディム,ルイ・マル,フェデリコ・フェリーニ/1967仏伊
- 出版社/メーカー: ニューライン
- 発売日: 2004/12/24
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3人の監督による短編集。
一つ目、ロジェ・ヴァディムの「黒馬の哭く館」。知らない監督。馬の絵が描いてあるカーテンみたいな垂れ幕みたいなのがひたすら気になり続けます。
二つ目、ルイ・マルの「影を殺した男」。これは3作中もっとも普通の話できちんと物語として面白い。原作はどれも知らないけれど、もっとも原作どおりなんじゃないかと想像できます。
最後、フェデリコ・フェリーニによる「悪魔の首飾り」。なにはともあれフェリーニの描くラリってるシーンはすばらしい。結局話はよくわからないわけだけど、冒頭があまりにもフェリーニなので感動してしまいました。ほんとすごいな。『8 1/2』の自分探しと『ローマ』の神秘性あたりのエッセンスの詰まった、世の中でもっとも濃いフェリーニなのではないでしょうか。