思想地図 vol.4
- 作者: 東浩紀,北田暁大,宇野常寛(編集協力)
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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東浩紀周辺を追っている人間にとって、「思想地図」史上最も名前を見かけたことがある論者が多く書いている号。「想像力」というテーマである以上、そうなるのは仕方ないのかもしれないけど、もっとも閉じた印象の号であることは確かです。対談、座談会の多さも内輪感を増しています。それらがつまらないということはないのだけど、そこで理論的な話がなされても、自分は内容をあんまり覚えることができないので、人の態度を楽しんだりするのが主になってしまいます。というわけで宮崎哲弥が面白かった。
普通の文章の中では、斎藤環のものが一番面白かったです。斎藤環の本を一冊も読んでいないからかも。
それにしても、鹿島田真希のBL小説には深遠な何かがあるのでしょうか。戦国武将でBLってふつうじゃないのか。謎。まあ阿部和重のハルヒパロディもふつうだと言えばふつうなのかもしれないけれど。