ドラゴンクエストVII

隠しダンジョンはだるいから諦めたけれども、それにしたって長すぎでした。社会人でありながら、しかもこんな10年前のゲームをクリアした自分を褒めたくなります。

エンディングでいくつかの街を再訪するけど、再訪しない、忘れ去られている街もあります。常識的に考えて、世界にはエンディングの回想に耐えうる程度の街しか必要なかったのではないでしょうか。つまり余計な街が多すぎます! 色付きの石版を全て揃えても話が進行してる気がせず、これは結構すごいことなのではないかと思ってしまいました。話なんてろくになくて、ダンジョンに潜るだけのゲームの方が、ゲームが進んでる感じがするのではないでしょうか。似たような短編が続くよりは、深く深くダンジョンに潜るほうが達成感があるはず。そんな中印象に残ったシナリオはゼボットとエリーの話。良いのか悪いのかよくわからなくて良い話。ビューティフルドリーマーな話も良かったです。

LRによる始点変更システムについては、いじわるっぽく階段や宝箱が隠されているばかりであまり好みではなかったけれど、始祖たちの村および風の迷宮はすごく良かったです。このシステムが嫌がらせ以外の意味を初めて持った瞬間。新たなダンジョン探索の楽しさを提供しています。でもここだけ。それでも演出としては嫌いではなく、カメラの高さがところによって変わる丁寧なつくりが見られました。淀んで先が見えにくい空気を表現するためにカメラを低くするのはうまい。

それにしても、自分がドラクエを遊ぶとスクルトばかり使うことになるのですが、今回は一度も使うことがありませんでした。というか覚えなかった。フバーハはラスボスのために覚えたけれど…。