ルー=ガルー

キャラの作画も背景も話も声も、考えさせられるところがたくさんありました。何より気になったのが雲の描写です。雲はとてもざっくりとした塗りで、拡大するカットではこの密度で見せて良いものかドキドキしてしまいましたが、事件が解決した後では、とても繊細な描写に変化しています。ついでにキャラクターも繊細な描写に変化してくれれば良かったのですが、そこまでは野暮というものでしょうか。ともかく観客は、この変化にどのような意味があるのか考えさせられるのです。