CUE

Cue 1 (ビッグコミックス)

Cue 1 (ビッグコミックス)

2巻くらいまで面白かったけど最後は突然終わります。

作者はきっと小劇場の前衛っぽい演劇が好きなんだろうけど、特にそれを否定も肯定もしないバランスが良かったです。ただ、主人公が中学生なのは色々な条件下でそうなったのかもだけど、中学生にとって前衛演劇は難しそうで、リアリティを感じづらい。

『CUE』そのものよりも、3巻に入ってる「純粋あげ工場」が面白かったです。松本充代のような内向きでちょっとハードな内容。そしてラストも格好良く、『CUE』の5倍はうまくまとまっています。やはり村上かつらは短編(中編?)が良いなあ。