風の歌を聴け

風の歌を聴け (講談社文庫)

「思想地図」vol.4に村上春樹に関する言及がたくさんあって、これはいい加減読まなければならないなあと思った次第です。というか周りに村上春樹好きが多すぎて、そのために『ドラゴンボール』を読んでいない以上の孤立感を味わうこともしばしば。

色々な文章が書いてあって面白かったです。そもそも小説というのは色々な文章が書いてあるものなのかもしれません。だけど、物語が面白いのと、色々な文章が面白いというのは違うこと。文章を楽しめることは重要なのです。あとがきも創作だったりする仕掛けも好き。

内容については何かを思い出したけどそれが何かわからない、そんなくらいには多くのフォロワーを生んだことがわかります。