泥棒成金/監督:Alfred Hitchcock/1955米

話の大筋はあんまり面白くありませんでしたが、ユーモアに富んだ脚本はなかなか良かったです。
音楽も、バーナード・ハーマンではないけれど、そこまで緊張感を煽るわけでもなく落ち着いた感じでよかったです。
というかこの映画、全体的に緊張感が無さ過ぎです。犯人が判明しても、まあそりゃそうだろう、としか思えないし、観客は犯人に対して憎しみとか嫌悪の感情を特に持ち得ない為、爽快感もないですね。ネット上の感想を探しても、ヒロインとロケーションの美しさを褒め称える文章ばかり。