RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発
- 作者: 前田修吾
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2006/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ようやく読了。
もしもRailsを使わなくても、効率的にWebアプリケーション開発を行うのであれば、Railsは知っておくべきものだと思います。既存のフレームワークを使わなくても、大規模なWebアプリを構築する場合は、結局フレームワークのようなものを自分で作ってしまう羽目になるのだから、そのためにはRailsのような格好良いWebアプリケーションフレームワークを知っておく必要があります。また、Railsはトレンドだから、その影響下にあるフレームワークは多数存在し、そういった他のフレームワークを使うにしてもRailsを知る事は有益でしょう。
如何に少ないコード量でプログラムを書かせるか、あるいは書くかといったアイディアが、Railsにはたくさん詰まっています。もちろんそれは、Webアプリの世界だけに必要なものではなく、普遍的な方針として受け入れられるものです。徹底的にDon't repeat yourselfを追求した結果の一つが、この本を読めばわかります。仮に醜悪な結果に思えたとしても、それはとても興味深い思索の結果なのではないでしょうか。
まあ、それを知るためだけに500ページ超を読むのは重すぎだけれど。