カナシヤル

カナシヤル (新しい詩人)

カナシヤル (新しい詩人)

この間読んだ小笠原鳥類の『テレビ』に比べると、普通の詩に近い。つまり意味がありそうでよくわからないものが多いので、難しいです。完全に意味が無いのであればわかりやすいのだけれど。まあ淡々と読む。

とりあえず気に入ったものを挙げると、「Dという前提」「プレゼント」、そして最後の「素晴らしい日々」。自分は詩を読まないわりには、詩のような漫画が好きだけど、これらはすぐに漫画に出来そうなくらいイメージがしやすいものだから、詩のような漫画に近く、それゆえに気に入るのかもしれません。意味がわかるから楽しめるのではなく、絵に出来るから楽しめる。