小さな兵隊/監督:ジャン=リュック・ゴダール/1960仏

一応ちゃんとしたストーリーはあるけれど、なんだか鬱っぽいスパイ映画。そこそこは楽しめます。いちおうゴダールらしく思想よりも敗北しないことが大切だとかよくわからないことも喋ったりしています。スパイとして活動することに疑問を抱きすぎて問題が発生する話であることは言うまでもありません。

気になったこと。この映画によると、女は列車に身を投げるのが普通で、度胸がないから男のように手首は切らないらしいです。

奇妙なことがある

なぜ女は自殺の時身を投げる?

列車とか窓から

失敗するのを恐れて飛び出すのか

後戻りできないように

男はめったに列車に身を投げたりはしない

女は手首を切らない勇気はあるが―

臆病でもある

現代日本における電車への投身自殺とリストカットのイメージとはだいぶ異なりますね。