極端に短いインターネットの歴史

淡白な歴史書。こんなふうに短くまとまっている本は他になさそうなので貴重かもしれません。ただもっと面白く描けそうなところは多いです。『ハッカーズ』のような熱さが欲しいところではあります。まあ、取材方法も限られているだろうし、難しいか。

豆知識として面白い部分は結構あります。例えば、「ビートニク」の語源は「スプートニク」だとか。そしてそのスプートニクは、アメリカにおける「科学者といえば嘲笑の的」という風潮を消し去ったのだとか。そんな感じで、時代背景を絡めた描写はいいですね。